大学生のとき、一ヵ月ほどアメリカでホームステイをしたことがあります。とても楽しい体験でした。
特に、一緒に行った人たちと仲良くなり、日本に帰ってからも遊ぼうとお互いに約束したものです。でも、その人たちとその後も会うことはほとんどありませんでした。
アメリカにいるときはあんなに盛り上がったのに……と、今思い返しても不思議でなりません。
恋愛でも、これと似たことが起こります。旅行先で出会った人ととてもいい感じになれた、帰ってきてつきあい始めた、でも、すぐに別れてしまった……。旅行先ではあんなに魅力的に見えたのに、なぜなんだろう? という具合です。
話は変わりますが、心理学では有名な「吊り橋実験」というのがあります。
まず、第一の条件では、川の上の高いところにかかった、とても危険そうな吊り橋の真ん中に女性が立ちます。そして、橋を渡ってきた男性に「私は○○の調査をしているのですが、協力していただけますか」と話しかけ、「もしこの調査の詳細をお知りになりたいなら、ここに電話してください」と、自分の電話番号を渡します。
はたしてどのくらいの男性が電話をかけてくるかを調べるのが、この実験の目的でした。結果は50%、つまり、半分の男性が電話をかけてきたのです。
第二の条件では、これとまったく同じことを、低いところにかかった、とても安全そうな橋の上で行ないました。驚いたことに、今度はおよそ20%の男性しか電話をかけてきませんでした。両方の条件とも同じ女性であったにもかかわらず、です。
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危険な橋の上では、私たちはハラハラ、ドキドキします。でも、危険な橋を渡ってきた男性たちは、「自分がハラハラ、ドキドキしているのは、この女性に魅力を感じてしまっているからだ」と無意識のうちに誤って解釈してしまいます。
出会った場所の違いだけで、相手に対する魅力の感じ方に、これだけの差が出てしまうものなのです。
どこで初めて出会ったかが恋の行方を左右する理由は、ここにあるのです。