妊娠に関わる過去に話題になった遺伝毒物

食品の防腐剤では、まず第一にAF2があります。AF2が禁止され、代わって使用された過酸化水素にも遺伝毒性がある事がわかったので、ただちちに使用が禁止されました。

西欧で1000年以上も使われてきた実績のようです。亜硝酸塩は防腐作用の他に、ハムやベーコンに特有の赤褐色を発色して食欲をそそる効果があります。

妊娠に関係する、過去に話題になった遺伝毒物のみであっても相当の数に上ります。ピーナッツのカビが生産しているアフラトキシンは強い遺伝毒物です。このカビはトウモロコシや豆腐、豆類、畜産食品にも生えます。

また、嗜好品ではコーヒーにカフェインが、たばこにはタールやニコチン等が含まれています。いずれも強力な遺伝毒物です。これらの遺伝毒物は肺や喉頭にガンを起こすのみではなく、消化器や胎盤の細胞のDNAを傷つける事がわかっています。

昔から使われている亜硝酸塩は遺伝毒物といわれながら、今なおハム、ソーセージ、ベーコンの製作販売に使われています。食品の着色剤には赤色3号、104号、105号等遺伝毒物が少なくないです。人工甘味料のチクロはすでに使用禁止になっていますが、サッカリンは使用されています。